Unity ML-Agentsにおける「Take Actions Between Decisions」のチェックマークは、エージェントが毎フレームアクションを実行するかどうかを制御する設定です。このチェックボックスをオンにするかオフにすることで、エージェントの行動頻度を調整できます。
チェックマークの有無の意味
- チェックがオンの場合:
- エージェントは毎フレームでアクションを実行します。
- Decision Period で設定されたフレームごとに新しい決定(行動)が下され、それ以外のフレームでは前回の決定に基づいて行動します。
- これにより、エージェントは1つの行動決定に基づいて複数のフレーム間で同じアクションを実行し続けることになります。
- 例: 毎フレーム移動し続けるキャラクターの場合、行動決定はたとえば10フレームごとに行われ、その間は同じ方向に進み続けます。
- チェックがオフの場合:
- エージェントは「Decision Period」で指定された特定のフレームでのみアクションを実行します。
- 間のフレームでは行動を取らないため、エージェントのアクションが少なくなります。
- この設定を使うと、エージェントはフレームごとにアクションを実行せず、効率が上がる場合がありますが、動作が滑らかでなくなることもあります。
利用シーンの違い
- チェックオン(アクションを毎フレーム取る): 例えば、リアルタイムなキャラクター制御や、毎フレームの正確な動きが重要なタスクに適しています。
- チェックオフ(特定フレームでのみアクションを取る): 高度に計算資源を節約したいときや、エージェントの行動頻度を抑えたい場合に使われます。
まとめ
「Take Actions Between Decisions」は、エージェントが毎フレームでアクションを取るかどうかを制御する重要な設定です。これを使って、エージェントの動きの滑らかさと効率性をバランスよく調整できます。