Unity_Lesson

WheelCollider は Unity で車両シミュレーションに使用されるコンポーネントで、物理的なホイールの挙動をシミュレートします。WheelCollider には多くのプロパティがあり、各種挙動(加速、ブレーキ、ステアリングなど)を細かく制御できます。
以下、主なプロパティについて。


1. Mass (質量)

2. Radius (半径)

3. Suspension Distance (サスペンション距離)

4. Force App Point Distance (力の作用点距離)

5. Wheel Damping Rate (ホイール減衰率)

6. Suspension Spring (サスペンションスプリング)

7. Friction (摩擦設定)

Forward Friction (前方向の摩擦)

Sideways Friction (横方向の摩擦)

8. Motor Torque (駆動トルク)

9. Steer Angle (ステア角度)

10. Brake Torque (ブレーキトルク)

11. RPM (回転速度)

12. Is Grounded (地面に接触しているか)



曲がる時の挙動が不自然な場合に考えられること

  1. 横方向摩擦の設定が不適切:
    • Sideways FrictionExtremum SlipStiffness の値が不適切だと、カーブ時にタイヤがスリップしすぎたり、逆にグリップしすぎて曲がりにくくなります。適切な値に調整してみてください。
  2. サスペンションが硬すぎる or 柔らかすぎる:
    • サスペンションが硬すぎると、タイヤが路面に十分に追従できず、カーブ時に跳ねるような挙動になります。逆に柔らかすぎると車両が不安定になります。Suspension Springspringdamper を適切に設定することで、改善できます。
  3. ステアリング角度が大きすぎる:
    • ステアリング角度が大きすぎると、急に曲がりすぎてタイヤがスリップする可能性があります。maxSteeringAngle を適切な範囲に調整することが重要です。
  4. スピードに対して曲がりすぎている:
    • 高速時に急に曲がろうとするとタイヤが滑って不自然な挙動になることがあります。この場合、速度に応じてステアリング角度を制限するようなコードを追加すると自然な挙動になります。