Unity_Lesson

Input Managerについて

基本的な設定

1. Input Managerにアクセスする方法:
   • Unityエディタのメニューから「Edit」→「Project Settings」→「Input Manager」を選択します。
   • Input Managerのウィンドウが開き、デフォルトの設定が表示されます。
2. アクションの追加:
   • 「Axes」セクションで、デフォルトの入力設定（例: Horizontal, Vertical, Jumpなど）があります。
   • 新しいアクションを追加するには、リストの下にある「+」ボタンをクリックします。
3. 設定の変更:
   • 各アクションには「Name」「Positive Button」「Negative Button」「Alt Positive Button」などの設定があります。
     これらを使って、特定の入力デバイスやボタンにマッピングできます。

サンプルプログラム

以下は、Input Managerを使ってプレイヤーキャラクターを移動させる基本的なスクリプトの例です。

using UnityEngine;

public class PlayerMovement : MonoBehaviour
{
    public float speed = 5f; // プレイヤーの移動速度

    void Update()
    {
        // ユーザーの入力を取得
        float moveHorizontal = Input.GetAxis("Horizontal"); // 左右の入力
        float moveVertical = Input.GetAxis("Vertical"); // 前後の入力

        // プレイヤーの移動ベクトルを作成
        Vector3 movement = new Vector3(moveHorizontal, 0.0f, moveVertical);

        // プレイヤーを移動させる
        transform.Translate(movement * speed * Time.deltaTime);
    }
}

解説

• Input.GetAxis:
  • Input.GetAxis("Horizontal") と Input.GetAxis("Vertical")は、Input Managerで設定した「Horizontal」と「Vertical」にマッピングされた入力を取得します。
  • これにより、移動が滑らかになります。キーが押されると値が-1（左）または1（右）を返します。アナログスティックの場合は、-1から1の範囲の値を返します。
• transform.Translate:
  • プレイヤーオブジェクトの位置を更新するために使用されます。movementベクトルにspeedとTime.deltaTimeを掛けることで、フレームレートに依存しない移動速度を実現しています。