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YAML(YAML Ain’t Markup Language)は、人間が読みやすい形式でデータをシリアライズするためのフォーマットです。設定ファイルやデータ保存のためによく使用されます。


YAMLの特徴

  1. YAMLはインデントや空白を使って階層構造を表現するため、人間にとって読みやすい形式です。
  2. シンプルなキーとバリューのペアから、複雑なネストされた構造まで、さまざまなデータを表現できます。
  3. Python、Ruby、JavaScriptなど、多くの言語でYAMLパーサーが提供されており、データの読み書きが簡単に行えます。


基本的な構文


キーとバリュー

name: John Doe
age: 30


配列

fruits:
  - Apple
  - Banana
  - Orange


ネストされたオブジェクト

address:
  street: 123 Main St
  city: Anytown
  zip: 12345


コメント

# これはコメントです
name: John Doe


YAMLの例

設定ファイルの例

server:
  host: localhost
  port: 8080

database:
  user: admin
  password: secret
  name: mydatabase

features:
  - feature1
  - feature2
  - feature3



使用例

・設定ファイル

YAMLは設定ファイルとして広く使用されています。例えば、CI/CDツール(Jenkins、GitLab CI)、インフラストラクチャ管理ツール(Ansible、Kubernetes)、またはアプリケーションの設定ファイルとして使用されます。

・データ交換

YAMLは、異なるシステム間でデータを交換するためのフォーマットとしても使用されます。特に、設定ファイルやデータベースのシードデータなどに適しています。


まとめ

YAMLは人間に優しい読みやすいデータシリアライゼーションフォーマットで、柔軟なデータ表現と多くの言語でのサポートを提供します。設定ファイルやデータ交換のために広く使用され、シンプルな構文とコメントのサポートがその魅力です。