以下は、Unityにおける「シーン」、「プロジェクト」、「ヒエラルキー」、「ゲームオブジェクト」、「コンポーネント」の基本的な解説です。
シーンは、Unityのゲームやアプリケーションにおける個々のステージや環境です。ゲームの中でプレイヤーが体験する空間やレベルを表しており、例えばタイトル画面やゲームプレイ中のフィールドなどをシーンとして分けて管理します。
シーン内にはオブジェクトやキャラクター、ライト、カメラなどが配置され、ゲームの内容が構成されています。
プロジェクトは、Unityで開発しているゲームやアプリケーションの全体的な構造を指します。プロジェクトフォルダ内には、アセット(スクリプト、テクスチャ、音声、モデルなど)やシーンデータ、設定ファイルなどが含まれています。
Assets
: プロジェクト内のすべてのアセットを管理Packages
: Unityが使用するライブラリやパッケージヒエラルキーは、シーン内のすべてのゲームオブジェクトの構造を表示・管理するウィンドウです。ここでゲームオブジェクトの親子関係を設定したり、オブジェクトの位置や順序を確認できます。
ゲームオブジェクトは、シーン内のすべてのオブジェクトを表す基礎的な要素です。プレイヤー、敵、アイテム、カメラ、ライト、背景など、ほぼすべてがゲームオブジェクトとして存在します。ゲームオブジェクト自体は機能を持たず、各種「コンポーネント」を追加することで具体的な挙動や見た目を持たせます。
コンポーネントは、ゲームオブジェクトに付与される要素で、オブジェクトに特定の機能や挙動を追加します。例えば、オブジェクトに「移動」を可能にするコンポーネント、描画を行うコンポーネント、物理挙動を追加するコンポーネントなどがあります。
Transform
: ゲームオブジェクトの位置、回転、スケールを管理Rigidbody
: 物理演算による動きを適用Collider
: 衝突判定を行う